平成22年度(2010年度)第1学期 面接授業

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  • 科目登録の際は、科目コード・クラスコードが必要となります。各クラスのコードをご確認の上、科目登録して下さい。
    (例) ← 科目コードは「2200000」、クラスコードは「N」
  • 授業によっては、面接受講に際し必要な図書(＝教科書)・携行品を指定しているクラスがあります。各クラスの授業概要でご確認下さい。
    指定された教科書・携行品は、必ず受講生の方各自でご用意いただき、授業当日にご持参下さい。

共通科目：人文系｜死生学入門

科目区分 日
程		 2010年05月29日(土) 第1時限 実
施
時
間		 09:45〜11:10
共通科目：人文系 2010年05月29日(土) 第2時限 11:20〜12:45
科目コード 2010年05月29日(土) 第3時限 13:35〜15:00
2278243 2010年05月29日(土) 第4時限 15:10〜16:35
開設学習センター 2010年05月30日(日) 第1時限 09:45〜11:10
石川学習センター 2010年05月30日(日) 第2時限 11:20〜12:45
科目名 2010年05月30日(日) 第3時限 13:35〜15:00
死生学入門 2010年05月30日(日) 第4時限 15:10〜16:35
担当講師 授業概要
細見　博志
（金沢大学医薬保健学域・教授）

【シラバス】
　古来人類は死に対して不安や恐怖を抱いてきた。その不安を鎮めるために、「メメント・モリ」のように間断なく死を考える、という場合もあれば、逆に死を忘却しひたすら生を想う（「メメント・ウィウェレ」）、という場合もある。またそもそも死の不安といっても、死後の世界への不安なのか、死に際して経験する苦痛への不安なのか、で異なるだろう。もっとも死後の世界への不安はあの世を信じない人にとっては無縁であり、死苦は現代の医学が余程緩和できるようになった。死への不安が、死後の世界への不安でもなく、死苦への不安でもない場合、その場合の死の不安とは、生の意味への不安である。死を考えることは、かくて生を考えることである。

【授業テーマ】

  • はじめに　死生学と死への関心−−死・死ぬ・死す・死生の語義
  • ２０世紀の病院と社会における死−−死の拒絶と受容
  • 死を学ぶことは必要か−−「メメント・モリ」と「メメント・ウィウェレ」
  • 生と死の意味−−「扉」と「壁」、トルストイ、黒澤明『生きる』
  • 死生学と生命倫理学−−１９６０・７０年代米国の産物
  • 生命倫理学における死の問題−−「神の委員会」と「カレンさん事件」
  • ２０世紀後半における疾病構造の変化と生命倫理学の誕生
  • 安楽死・尊厳死・自然死

【学生へのメッセージ】
死を考えるとだんだん暗くなっていきそうです。でも本当は死を考えることは生を考えることではないでしょうか。死を考えることで生に対して元気が出てくるような、そんな死生学が必要です。
成績評価の方法
成績評価は出席状況のほか、レポートの評点により行います。
クラス 教科書
N ・生と死を考える−「死生学入門」金沢大学講義集(細見博志　編/北國新聞社/￥1,680/ISBN=9784833011587)
定員 参考書
40名 ・生命倫理学の誕生(Ａ・Ｒ・ジョンセン　著、細見博志　訳/勁草書房/￥7,500/ISBN=0)
２００９年９月刊行予定
その他(特記事項)
 

共通科目：人文系｜石川方言の過去・現在・未来

科目区分 日
程		 2010年06月26日(土) 第1時限 実
施
時
間		 09:45〜11:10
共通科目：人文系 2010年06月26日(土) 第2時限 11:20〜12:45
科目コード 2010年06月26日(土) 第3時限 13:35〜15:00
2278251 2010年06月26日(土) 第4時限 15:10〜16:35
開設学習センター 2010年06月27日(日) 第1時限 09:45〜11:10
石川学習センター 2010年06月27日(日) 第2時限 11:20〜12:45
科目名 2010年06月27日(日) 第3時限 13:35〜15:00
石川方言の過去・現在・未来 2010年06月27日(日) 第4時限 15:10〜16:35
担当講師 授業概要
加藤　和夫
（金沢大学人間社会研究域・教授）

【シラバス】
　方言に対してコンプレックスや偏見を持っている人は少なくない。世界のグローバル化が進む中で、日本語の一部である方言、国内の異文化としての方言の価値や機能を正当に理解することが求められている。21世紀は"共通語と方言の共生”の時代と言われる。講義では全国的視野から、伝統的石川方言の特徴（過去）を学ぶとともに、各種調査データをもとに石川方言の現状（現在）を知り、さらに石川方言の将来について考えたい。

【授業テーマ】

  • 全国諸方言の中の石川方言、石川方言の成立
  • 石川方言の過去（文献に見える石川方言）
  • 伝統的（高年層）石川方言の特徴
  • 石川方言の変容（世代差）１
  • 石川方言の変容（地域差と世代差）２
  • 方言意識の世代差・地域差
  • 石川方言の将来
  • 講義のまとめ

【学生へのメッセージ】
この講義で方言についての理解を深め、方言そして地域に自信を持つきっかけにしていただければと思います。
成績評価の方法
成績評価は出席状況のほか、レポートの評点により行います。
クラス 教科書
N 授業当日にプリントを配付する
定員 参考書
40名 ・新 頑張りまっし金沢ことば(加藤和夫　監修/北國新聞社/￥1,000/ISBN=9784833014410)

・ＤＶＤ「北國総研のふるさと講座　見て聞いて金沢学　�検廖　　　　　　　　　　　　　　　　　　　�(　/　/￥0/ISBN=0)
中に金沢ケーブルテレビで2006年2月に放送された加藤出演の「頑張りまっし金沢ことば」約50分あり　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
・「みんなも使いまっし金沢ことば」(　/　/￥0/ISBN=0)
http://web3.incl.ne.jp/gr07p8n3/
・「典子のそこやとこ」 (　/　/￥0/ISBN=0)
加藤監修のＭＲＯラジオ"石川名物！GOGOは本多町3丁目の方言コーナーhttp://www.mro.co.jp/radio/gogo/sokoya/index.html
その他(特記事項)
 

共通科目：外国語｜初級英会話

科目区分 日
程		 2010年05月08日(土) 第1時限 実
施
時
間		 09:45〜11:10
共通科目：外国語 2010年05月08日(土) 第2時限 11:20〜12:45
科目コード 2010年05月08日(土) 第3時限 13:35〜15:00
2273551 2010年05月08日(土) 第4時限 15:10〜16:35
開設学習センター 2010年05月09日(日) 第1時限 09:45〜11:10
石川学習センター 2010年05月09日(日) 第2時限 11:20〜12:45
科目名 2010年05月09日(日) 第3時限 13:35〜15:00
初級英会話 2010年05月09日(日) 第4時限 15:10〜16:35
担当講師 授業概要
宇都宮　隆子
（金沢工業大学基礎教育部・講師）

【シラバス】
外国の人達と話す場面をいくつか想定し、その時々で使える英語を紹介していきます。会話練習（ペアワーク、グループワーク等）を通して、身近な話題をいかに英語で表現していくかを学びます。もちろん、英語の発音、リズム、基本的文法、そして会話の中での英語独特の表現なども必要に応じて説明していきます。（文法範囲：現在形、過去形、未来形will/be going to〜、経験を表す現在完了形、助動詞 can/should）

【授業テーマ】

  • Talk about yourself and others: 自己紹介、初めて会う人との会話
  • Greetings/ Gestures: 挨拶・ジェスチャー、日本vs.外国
  • Review of basic English grammar: 基礎英文法の復習（現在形、過去形、未来形、経験を表す現在完了形など）
  • What do you do if you see foreigners who need help?: 外国の人が街中で困っていたら
  • What if you have foreign exchange students at home?: 自宅に留学生が！(1) Housing/Foods
  • What if you have foreign exchange students at home?: 自宅に留学生が！(2) Transportaion/Annual Events in Japan
  • Showing people around Ishikawa: 簡単な英語で石川を紹介
  • Inviting people: 自宅に人を招待する　日本vs.外国

【学生へのメッセージ】
専門分野は英語教授法。英語をコミュニケーションの一道具として、自分自身もいろいろな国の人達と接する機会を得てきました。外国語を学ぶことは、自分の知らない新しい何かを発見するための入り口であるように思います。授業は「初級英会話」ですので、間違いなどを気にせず英語を身につけていきましょう。

【受講者が当日用意するもの】
筆記用具、辞書
成績評価の方法
成績判定は出席状況のほか、授業への積極的参加を基準に行います。
クラス 教科書
N 授業当日にプリントを配付する
定員 参考書
20名
その他(特記事項)
 

共通科目：外国語｜中国語会話

科目区分 日
程		 2010年05月22日(土) 第1時限 実
施
時
間		 09:45〜11:10
共通科目：外国語 2010年05月22日(土) 第2時限 11:20〜12:45
科目コード 2010年05月22日(土) 第3時限 13:35〜15:00
2278260 2010年05月22日(土) 第4時限 15:10〜16:35
開設学習センター 2010年05月23日(日) 第1時限 09:45〜11:10
石川学習センター 2010年05月23日(日) 第2時限 11:20〜12:45
科目名 2010年05月23日(日) 第3時限 13:35〜15:00
中国語会話 2010年05月23日(日) 第4時限 15:10〜16:35
担当講師 授業概要
林　文嫻
（金城大学短期大学部・非常勤講師）

【シラバス】
　発音練習とテキスト朗読を繰り返し行なう過程で発音の要領を確認しながら、クラス１人１人をチェックし正しく発音ができるように心掛けます。基礎語彙を学習し簡単な作文練習を通して中国語基礎構文パターンの特徴を理解し習得していきます。又、中国の人たちとの出会い、上海万博旅行へなども含め、いくつかの会話場面を想定して、挨拶や簡単な会話を紹介します。発音と会話を中心に、中国語が初めての方への一歩として手助けできればと思います。

【授業テーマ】

  • 発音の仕組み・基礎（１）　語彙１
  • 発音の基礎（２）・語彙２　自己紹介・初対面
  • 構文の基本パターン・作文練習
  • 疑問詞と質問・応対
  • 中国旅への会話（機内・空港・など）
  • 上海万博に行ったら・急遽な時
  • 簡単な中国語で石川/自分の町を紹介
  • 中国人を自宅に招待

【学生へのメッセージ】
初級的な内容ですので、発音などの間違いに気にせず練習し初歩を身につけましょう。楽しい時間にしましょう。

【受講者が当日用意するもの】
筆記具、（お持ちの方は）辞書
成績評価の方法
出席状況と授業への積極的参加とレポートの完成度によって成績評価します。
クラス 教科書
N 授業当日にプリントを配付する
定員 参考書
30名
その他(特記事項)
 

共通科目：外国語｜英語中級

科目区分 日
程		 2010年07月03日(土) 第1時限 実
施
時
間		 09:45〜11:10
共通科目：外国語 2010年07月03日(土) 第2時限 11:20〜12:45
科目コード 2010年07月03日(土) 第3時限 13:35〜15:00
2278278 2010年07月03日(土) 第4時限 15:10〜16:35
開設学習センター 2010年07月04日(日) 第1時限 09:45〜11:10
石川学習センター 2010年07月04日(日) 第2時限 11:20〜12:45
科目名 2010年07月04日(日) 第3時限 13:35〜15:00
英語中級 2010年07月04日(日) 第4時限 15:10〜16:35
担当講師 授業概要
堀内　香予子
（金沢工業大学基礎教育部・講師）

【シラバス】
授業の目的
　１．基本的かつ重要な文法の復習・習得
　２．１．にて学んだ文法を運用できるようにする
　３．１．２．で習得したことを活用し、自身のことを英語で表現する

【授業テーマ】

  • 挨拶の英語
  • 基本的文法の復習１：一般動詞（現在形）
  • 基本的文法の復習２（Be動詞・形容詞・前置詞）
  • 基本的文法の復習３：一般動詞（過去形）
  • 基本的文法の復習４（一般・Be動詞（現在進行形・未来形）
  • 基本的文法の復習５(現在完了形）
  • 基本的文法の復習６(助動詞・接続詞）
  • 発表（上記でまなんだ文法を使い自身のことを英語でスピーチする）

【学生へのメッセージ】
英語上達の秘訣はどんどん発信することです。英語の中級の授業ですので、この授業では基本的な文法を復習してOutputできる自信をつける機会とします。基礎をしっかり勉強したあとは細かいことを気にせず、どんどん発信していきましょう。

【受講者が当日用意するもの】
辞書、ノート、筆記用具
成績評価の方法
成績評価は、出席状況のほか、発表の評点によります。
クラス 教科書
N ・Grammar Compass（仮題）(堀内香予子・村上嘉代子・通正徳/センゲージ/￥0/ISBN=0)
２０１０年春出版予定。
定員 参考書
20名
その他(特記事項)
使用教科書の詳細については、後日石川学習センターから受講者宛に改めてご連絡いたします。

専門科目：生活と福祉｜木造軸組の載荷実験とその評価

科目区分 日
程		 2010年04月17日(土) 第1時限 実
施
時
間		 09:45〜11:10
専門科目：生活と福祉 2010年04月17日(土) 第2時限 11:20〜12:45
科目コード 2010年04月17日(土) 第3時限 13:35〜15:00
2278286 2010年04月17日(土) 第4時限 15:10〜16:35
開設学習センター 2010年04月18日(日) 第1時限 09:45〜11:10
石川学習センター 2010年04月18日(日) 第2時限 11:20〜12:45
科目名 2010年04月18日(日) 第3時限 13:35〜15:00
木造軸組の載荷実験とその評価 2010年04月18日(日) 第4時限 15:10〜16:35
担当講師 授業概要
後藤　正美
（金沢工業大学環境・建築学部・教授）

【シラバス】
　木造建物の耐震性能を評価するためには、まず、軸組や壁の構造要素を実験などで評価しなければならない。そのデータを使って、建物全体の耐震性を評価する。
　本講義では、まず、耐震設計法の基本的な考え方を理解する。次に、実大の壁を対象に実験を行い、そのデータに基づいて、耐震性能を評価する。

【授業テーマ】

  • 過去の地震災害および耐震設計法の基本的な考え方について講義する。
  • 現行の壁量計算および壁倍率の算出法について講義する。
  • 例題の建物を対象に、壁量計算の演習を行う。壁倍率の算定の演習を行う。
  • 壁倍率の算定の演習を行う。実際の壁の静的載荷繰り返し実験結果のデータ処理について講義を行う。
  • 実験室にて、実際の壁を対象に静的載荷繰り返し加力実験を行う。
  • 実験室にて、実際の壁を対象に静的載荷繰り返し加力実験を行う。
  • 実験結果を基に、データ処理をして、壁倍率を算出する。
  • 実験結果を基に、データ処理をして、壁倍率を算出する。
成績評価の方法
成績評価は出席状況のほか、レポートの評点により行います。
クラス 教科書
N 授業当日にプリントを配付する
定員 参考書
40名
その他(特記事項)

この授業は、【金沢工業大学　地域防災環境科学研究所（４月１８日（日）のみ）（石川県白山市八束穂３−１）】で行います。

この科目は旧専攻「専門科目：生活と福祉」に該当します。
 

専門科目：生活と福祉｜消費行動と家計

科目区分 日
程		 2010年05月15日(土) 第1時限 実
施
時
間		 09:45〜11:10
専門科目：生活と福祉 2010年05月15日(土) 第2時限 11:20〜12:45
科目コード 2010年05月15日(土) 第3時限 13:35〜15:00
2278294 2010年05月15日(土) 第4時限 15:10〜16:35
開設学習センター 2010年05月16日(日) 第1時限 09:45〜11:10
石川学習センター 2010年05月16日(日) 第2時限 11:20〜12:45
科目名 2010年05月16日(日) 第3時限 13:35〜15:00
消費行動と家計 2010年05月16日(日) 第4時限 15:10〜16:35
担当講師 授業概要
尾島　恭子
（金沢大学人間社会研究域・准教授）

【シラバス】
家計に関する基礎理論を学び、日々の生活を営む際の経済的な側面についての理解を深める。また、消費者を取り巻く社会経済環境の変化を概観し、‘暮らし’の中で現在直面している課題、さらには今後直面するであろう課題を取り上げ検討する。本授業では学問的な基礎理論の習得とともに、実践に生かす力も身につけることが望まれる。なお、授業中にはグループごとのディスカッションも予定している。

【授業テーマ】

  • 家計に関わる基礎理論（１）
  • 家計に関わる基礎理論（２）
  • 消費者を取り巻く社会経済環境の変化
  • 消費生活の現状（グループ学習）
  • 生涯設計と家計（１）
  • 生涯設計と家計（２）
  • 暮らしの中の課題(グループ学習）
  • 総括

【学生へのメッセージ】
生活するためになくてはならない「お金」ですが、その使い方は人によって様々です。本授業で、生活の中でのお金について、他の受講生と共に考えていきましょう。

【受講者が当日用意するもの】
電卓
成績評価の方法
成績評価は出席状況のほか、レポートの評点により行います。
クラス 教科書
N 授業当日にプリントを配付する
定員 参考書
40名
その他(特記事項)
この科目は旧専攻「専門科目：生活と福祉」に該当します。
 

専門科目：生活と福祉｜現代の生活と社会保障

科目区分 日
程		 2010年06月05日(土) 第1時限 実
施
時
間		 09:45〜11:10
専門科目：生活と福祉 2010年06月05日(土) 第2時限 11:20〜12:45
科目コード 2010年06月05日(土) 第3時限 13:35〜15:00
2278308 2010年06月05日(土) 第4時限 15:10〜16:35
開設学習センター 2010年06月06日(日) 第1時限 09:45〜11:10
石川学習センター 2010年06月06日(日) 第2時限 11:20〜12:45
科目名 2010年06月06日(日) 第3時限 13:35〜15:00
現代の生活と社会保障 2010年06月06日(日) 第4時限 15:10〜16:35
担当講師 授業概要
横山　壽一
（金沢大学人間社会研究域・教授）

【シラバス】
　現代の私たちの生活は、年金、医療、介護、保育、生活保護など生活保障制度抜きには考えられない状況にあります。実際にも、社会保障制度は国家予算の歳出なかでも最も高い比率を占め、国民生活を支えています。しかし、他方で、国民の社会保障への不安・不満は小さくなく、改善を求める声は大きくなるばかりです。講義では、私たちの暮らしの側面から社会保障の仕組みと現状を捉え直し、改善のための課題について考えていきます。

【授業テーマ】

  • 現代の生活の構造と特徴
  • 社会保障の役割と機能
  • 社会保障の仕組み―基本理念と原則
  • 社会保障をめぐる近年の動向―社会保障構造改革を中心に
  • 年金制度と国民生活
  • 医療保険と国民生活
  • 介護保険と国民生活
  • 生活保護制度と最低生活保障

【学生へのメッセージ】
できるだけ身近な生活とのかかわりで社会保障について考えていきたいと考えています。受講生の皆さんも、日頃の生活の中で感じておられる社会保障への疑問、期待などをまとめておいてください。授業の中で、その内容をお互いに出し合い、課題とこれからの進むべき方向について、議論しながら、一緒に考えてきたいと思います。

【受講者が当日用意するもの】
ノートと筆記用具
成績評価の方法
成績評価は出席状況のほか、レポートの評点により行います。
クラス 教科書
N 授業当日にプリントを配付する
定員 参考書
40名 ・社会保障の再構築(横山　壽一/新日本出版社/￥1,995/ISBN=9784406052269)
その他(特記事項)
この科目は旧専攻「専門科目：生活と福祉」に該当します。
 

専門科目：生活と福祉｜生活の中の科学

科目区分 日
程		 2010年08月07日(土) 第1時限 実
施
時
間		 09:45〜11:10
専門科目：生活と福祉 2010年08月07日(土) 第2時限 11:20〜12:45
科目コード 2010年08月07日(土) 第3時限 13:35〜15:00
2278316 2010年08月07日(土) 第4時限 15:10〜16:35
開設学習センター 2010年08月08日(日) 第1時限 09:45〜11:10
石川学習センター 2010年08月08日(日) 第2時限 11:20〜12:45
科目名 2010年08月08日(日) 第3時限 13:35〜15:00
生活の中の科学 2010年08月08日(日) 第4時限 15:10〜16:35
担当講師 授業概要
寺沢　なお子
（金沢大学人間社会研究域・教授）

【シラバス】
日常生活の中で我々は様々な科学的現象を体験するとともに、これを利用してもいます。例えば、ご飯を冷蔵庫に入れておくとなぜ硬くなるのか、石焼きイモはなぜおいしいのか、パンはなぜふくらむのかなどです。このような身近な現象や疑問について、科学的視点からわかりやすく解説します。

【授業テーマ】

  • デンプンの科学
  • 味覚の科学
  • 色の科学
  • 膨張の科学
  • 話題の食品成分の科学
  • 健康の科学
  • サプリメントの科学
  • 食品表示の科学、後半は試験

【学生へのメッセージ】
日常生活の中には様々な興味深い現象があります。これらについて一緒に探っていきましょう。
成績評価の方法
成績評価は出席状況のほか、試験の評点により行います。
クラス 教科書
N 授業当日にプリントを配付する
定員 参考書
40名
その他(特記事項)
この科目は旧専攻「専門科目：生活と福祉」に該当します。
 

専門科目：心理と教育｜心理実験１

科目区分 日
程		 2010年05月29日(土) 第1時限 実
施
時
間		 09:45〜11:10
専門科目：心理と教育 2010年05月29日(土) 第2時限 11:20〜12:45
科目コード 2010年05月29日(土) 第3時限 13:35〜15:00
2278324 2010年05月29日(土) 第4時限 15:10〜16:35
開設学習センター 2010年05月30日(日) 第1時限 09:45〜11:10
石川学習センター 2010年05月30日(日) 第2時限 11:20〜12:45
科目名 2010年05月30日(日) 第3時限 13:35〜15:00
心理実験１ 2010年05月30日(日) 第4時限 15:10〜16:35
担当講師 授業概要
谷内　通
（金沢大学人間社会学域・准教授）

【シラバス】
客観的な手続きで心のはたらきを調べるためには、心理学実験の方法について知ることが不可欠です。錯視量の測定、イメージの心的回転、記憶の系列位置効果、知覚-運動学習の転移、集中学習と分散学習等の実験を行い、簡単なレポートを作成します。この授業は入門編ですので、心理学の予備知識がなくても気軽に受講していただけるように、扱った心理現象の意味やデータのまとめ方やレポートの書き方等についても解説します。

【授業テーマ】

  • 心理学の対象と研究方法を、歴史的な変遷と現在の広がりの点から解説します。そこから、心理学における実験的研究法の役割と位置づけについて整理します。
  • 色々な心理学分野における実験の例について紹介します。また心理学実験を行う際の実施・受験態度、レポート作成における書式等について解説します。
  • ミューラー・リヤー錯視の測定実験を行います。その結果を基に、錯視の意味について考えます。また、いくつかの精神物理学的測定法の概要について解説します。調整法における上昇・下降方向の効果を調べることで、実験計画における “相殺”の役割についても学びます。
  • “心的回転”の実験を行います。コンピュータを用いた実験で、受講者は実験参加者として実験を受けます。傾いた文字の認知に要する時間を測定することで、私たちが心の中のイメージを操作する様式について検討します。
  • “鏡映描写”の実験を行います。鏡味の中の映像をもとに図形をなぞるという場面において新しい知覚−運動関係がいかに学習されるか、またその学習効果が利手と非利手の間で波及するか、という問題を検討します。特に、このような問題を厳密に検討するためにはどのような実験計画が必要かを考えることで、実験における統制条件（比較対象）の重要性について解説します。
  • 第５時限目に引き続き、知覚−運動学習の転移の実験と解説を行います。
  • “記憶の系列位置効果”の実験を行います。単語または無意味綴りの記憶と再生における経験順序の効果を検討します。その結果を基に、私たちの記憶システムが短期記憶と長期記憶という二段階に分かれていることやそれぞれの記憶段階の特性について解説します。
  • 各実験結果の整理と質疑を行います。時間に余裕がある場合には、　“集中練習と分散練習”の実験を行い、学習における休憩と能率の問題を検討します。

【学生へのメッセージ】
心理学実験の入門編として工夫したいと思いますので、気軽に受講してみてください。

【受講者が当日用意するもの】
電卓（普通のもので結構です。貸し出し用もありますができるだけご持参ください）、定規（グラフを描くため）
成績評価の方法
成績評価は出席状況のほか、レポートの評点により行います。
クラス 教科書
N 授業当日にプリントを配付する
定員 参考書
30名
その他(特記事項)
この科目は旧専攻「専門科目：発達と教育」に該当します。
 

専門科目：心理と教育｜心理実験２

科目区分 日
程		 2010年06月26日(土) 第1時限 実
施
時
間		 09:45〜11:10
専門科目：心理と教育 2010年06月26日(土) 第2時限 11:20〜12:45
科目コード 2010年06月26日(土) 第3時限 13:35〜15:00
2278332 2010年06月26日(土) 第4時限 15:10〜16:35
開設学習センター 2010年06月27日(日) 第1時限 09:45〜11:10
石川学習センター 2010年06月27日(日) 第2時限 11:20〜12:45
科目名 2010年06月27日(日) 第3時限 13:35〜15:00
心理実験２ 2010年06月27日(日) 第4時限 15:10〜16:35
担当講師 授業概要
谷内　通
（金沢大学人間社会学域・准教授）

【シラバス】
いくつかの心理学実験を実際に体験する実習形式で行う授業です。主に基礎的な心理学実験の既習者を対象としますが、各実験の意味やレポートの作成方法についても初歩から解説しますので、予備知識がなくても受講していただくことが可能です。視覚探索、オペラント条件づけ、短期記憶の順向性干渉、個人空間の測定等の実験（それぞれ予定）を行い、データをまとめ、配付される資料を参照してレポートを作成します。

【授業テーマ】

  • 心理学の対象と研究方法を歴史的な変遷と現在の広がりの点から解説します。また科学的研究の性質について考えます。
  • 自分の心を振り返った「言語報告」だけでは心のはたらきを捕らえることができないことを理解していただくために、様々な領域における心理学実験の例について紹介します。また、心理学における研究法について概説し、心理学における実験的研究法の役割と位置づけについて整理します。
  • ストループ効果の測定実験を行います。その結果を基に、認知処理の意図的制御の限界や人間の認知特性にあった機器設計・環境構築の重要性等について考えます。
  • 視覚探索の実験を行います。コンピュータを用いた対象検出の実験を行い、その結果をもとに対象の認知における“注意”の役割等について考えます。
  • シミュレーションソフトウエアを用いて、コンピュータ上でネズミの学習実験を行います。報酬の提示による“オペラント条件づけ”の反応形成法を通じてレバー押し反応を学習させます。また、報酬提示の方法である“強化スケジュール”を変えた場合の行動を分析します。このシミュレーションは別の実験実施中も継続することにより、さらに複雑な行動の学習について検討します。
  • 記憶の順向性干渉の実験を行います。同じカテゴリの記憶材料を反復して記憶すると、次第に成績が悪くなるという干渉効果、および記憶材料を異なるカテゴリに変更すると成績が回復するという干渉効果の解除について検討することにより、我々の短期記憶における記銘と忘却の特性について考えます。
  • 個人空間の測定実験を行います。接近者に対して圧迫感を感じる距離を様々な条件で測定することで、私たちが他者に対して無意識的にとっている距離感の意味を考えたいと思います。
  • 個人空間の測定と解説を引き続き行います。また、授業のまとめとして、各実験結果の整理と質疑を行います。時間に余裕がある場合には、対人印象の形成に影響する要因に関する実験を行います。

【学生へのメッセージ】
実験を実施しながら楽しく理解できるように工夫したいと思いますので、気軽に受講してみてください。

【受講者が当日用意するもの】
電卓（普通のもので結構です。貸し出し用もありますができるだけご持参ください）、定規（グラフを描くため）
成績評価の方法
成績評価は出席状況のほか、レポートの評点により行います。
クラス 教科書
N 授業当日にプリントを配付する
定員 参考書
30名 ・心・理・学(松川順子/ナカニシヤ出版/￥2,310/ISBN=9784779503542)
受講に必須ではありませんが、実験心理学の入門テキストとして紹介します
その他(特記事項)
この科目は旧専攻「専門科目：発達と教育」に該当します。
 

専門科目：社会と産業｜マス・メディアと市民社会

科目区分 日
程		 2010年04月24日(土) 第1時限 実
施
時
間		 09:45〜11:10
専門科目：社会と産業 2010年04月24日(土) 第2時限 11:20〜12:45
科目コード 2010年04月24日(土) 第3時限 13:35〜15:00
2278340 2010年04月24日(土) 第4時限 15:10〜16:35
開設学習センター 2010年04月25日(日) 第1時限 09:45〜11:10
石川学習センター 2010年04月25日(日) 第2時限 11:20〜12:45
科目名 2010年04月25日(日) 第3時限 13:35〜15:00
マス・メディアと市民社会 2010年04月25日(日) 第4時限 15:10〜16:35
担当講師 授業概要
楠根　重和
（金沢大学人間社会学域・教授）

【シラバス】
マス・メディアによって私たちの世界観や知識は創造される。その創造のプロセスを分析することなく、情報の消費者となっていては、私たちは操作される対象でしかない。何が真実で、何が虚偽なのか誰も見えない情報過多の時代に、私たちはどのように生きればよいのかを、受講生の皆様方と考えて見たい。学校では教えられなかったマス・メディアについての知識は、市民社会の実現のために不可欠である。

【授業テーマ】

  • マス・メディアと知識、ナショナル・フレーム、知識のフレーム
  • 異文化心理、自己文化中心主義
  • マス・メディアと国際政治、世界観と日本観
  • マス・メディアと国内政治、ナショナル・エリートによるパブリック・メモリーの創造
  • マス・メディアと価値観、道徳、社会倫理、公共圏と親密圏、最低賃金、生活保護、教育など
  • マス・メディアと市民政治参加、Ｅデモクラシー、市民メディア
  • インターネットと民主主義、選挙サイト、熟慮型民主主義
  • 比較マス・メディア論、平和創設マス・メディア

【学生へのメッセージ】
自己判断、自己決定を行うためにどのように生活すべきかを、この授業で考えていきたい。
成績評価の方法
成績評価は出席状況のほか、レポートの評点により行います。
クラス 教科書
N 授業当日にプリントを配付する
定員 参考書
40名 ・国際コミュニケーション論(楠根重和/信山社/￥3,360/ISBN=9784797285383)
その他(特記事項)
この科目は旧専攻「専門科目：社会と経済」に該当します。
 

専門科目：社会と産業｜全国の漆器紹介と材料としての漆

科目区分 日
程		 2010年05月15日(土) 第1時限 実
施
時
間		 09:45〜11:10
専門科目：社会と産業 2010年05月15日(土) 第2時限 11:20〜12:45
科目コード 2010年05月15日(土) 第3時限 13:35〜15:00
2278359 2010年05月15日(土) 第4時限 15:10〜16:35
開設学習センター 2010年05月16日(日) 第1時限 09:45〜11:10
石川学習センター 2010年05月16日(日) 第2時限 11:20〜12:45
科目名 2010年05月16日(日) 第3時限 13:35〜15:00
全国の漆器紹介と材料としての漆 2010年05月16日(日) 第4時限 15:10〜16:35
担当講師 授業概要
小川　俊夫
（金沢工業大学バイオ・化学部・教授）

【シラバス】
青森から沖縄まで漆器の産地がある。これらの製品を紹介するので、実際に手にとって見て戴く。ベトナム、韓国、タイなどの漆器も紹介。さらに、漆でできているものにはどのようなものがあるか、建築物をはじめ、博物館等にある、漆器を写真で紹介してゆく。漆の原料はどこで得られるか、日本と中国（ビデオ）の例を紹介。漆液はどのようなもので、どのような性質があるか材料の観点から詳しく講義。

【授業テーマ】

  • 青森、秋田、岩手の漆器紹介。仙台、福島、小田原の漆器紹介。
  • 石川、越前、高岡、長野等中部圏の漆器紹介。
  • 京都、四国、中国地方、琉球の漆器紹介。タイ、ベトナム、韓国の漆器紹介。
  • 日本の古来からの漆器、漆建造物の紹介。
  • 海外に存在する漆器の紹介。
  • 漆の産地紹介。漆の成分。漆膜の性質（１）。
  • 漆膜の性質（２）。
  • 漆膜の劣化。漆膜の抗菌性、抗カビ性。

【学生へのメッセージ】
できるだけ実物をご覧いただきながら、説明します。後半はやや工学的な話になります。
成績評価の方法
成績評価は出席状況のほか、試験の評点により行います。
クラス 教科書
N 授業当日にプリントを配付する
定員 参考書
40名 ・漆の本(永瀬喜助/研成社/￥1,260/ISBN=9784876393275)
その他(特記事項)
この科目は旧専攻「専門科目：産業と技術」に該当します。
 

専門科目：社会と産業｜ジェンダーの発達心理学１

科目区分 日
程		 2010年06月12日(土) 第1時限 実
施
時
間		 09:45〜11:10
専門科目：社会と産業 2010年06月12日(土) 第2時限 11:20〜12:45
科目コード 2010年06月12日(土) 第3時限 13:35〜15:00
2278367 2010年06月12日(土) 第4時限 15:10〜16:35
開設学習センター 2010年06月13日(日) 第1時限 09:45〜11:10
石川学習センター 2010年06月13日(日) 第2時限 11:20〜12:45
科目名 2010年06月13日(日) 第3時限 13:35〜15:00
ジェンダーの発達心理学１ 2010年06月13日(日) 第4時限 15:10〜16:35
担当講師 授業概要
八重澤（松下）　美知子
（金沢大学人間社会学域・教授）
塚原　久美
（金沢大学・非常勤講師）

【シラバス】
　性差についての科学的な研究は、男性と女性の違いを測定する事からスタートしました。その後、性による違いが生じるのは何故かについて、多方面から研究が進められ、様々な議論が活発に行われています。授業では、性差研究の変遷や性差の形成に関連する家庭・学校・社会・文化について明らかにし、心理学の立場から広く現代社会の中でのジェンダーについて検討します。

【授業テーマ】

  • 男性とは？女性とは？
  • ジェンダーについて
  • ステレオタイプと偏見
  • 性同一性について
  • 性差の発達心理学
  • 根強い慣習と社会通念（１）
  • 根強い慣習と社会通念（２）
  • 現代社会とジェンダー

【学生へのメッセージ】
ジェンダーの学習を通して、「自分」についてまた「現代社会」について振り返り、理解を深める契機となることを期待しています。
成績評価の方法
成績評価は出席状況の他、授業中の作業、発表並びにレポートの評点により総合的に行います。
クラス 教科書
N 授業当日にプリントを配付する
定員 参考書
40名
その他(特記事項)
この科目は旧専攻「専門科目：社会と経済」に該当します。
 

専門科目：社会と産業｜事例で学ぶ日本国憲法（人権）

科目区分 日
程		 2010年06月12日(土) 第1時限 実
施
時
間		 09:45〜11:10
専門科目：社会と産業 2010年06月12日(土) 第2時限 11:20〜12:45
科目コード 2010年06月12日(土) 第3時限 13:35〜15:00
2278375 2010年06月12日(土) 第4時限 15:10〜16:35
開設学習センター 2010年06月13日(日) 第1時限 09:45〜11:10
石川学習センター 2010年06月13日(日) 第2時限 11:20〜12:45
科目名 2010年06月13日(日) 第3時限 13:35〜15:00
事例で学ぶ日本国憲法（人権） 2010年06月13日(日) 第4時限 15:10〜16:35
担当講師 授業概要
石川　多加子
（金沢大学人間社会学域・准教授）

【シラバス】
日本国憲法が定める自由権や社会権に付き、具体的な事例を通してその保障内容を考え、憲法の存在意義と立憲政治の意味を学ぶ。

【授業テーマ】

  • プライヴァシーの権利、自己決定権
  • 法の下の平等
  • 思想・良心の自由、信教の自由
  • 学問の自由、表現の自由
  • 職業選択の自由、財産権
  • 生存権、教育を受ける権利
  • 労働者の権利、国務請求権
  • 試験実施

【学生へのメッセージ】
憲法史＝人権史である。授業を通して、憲法は誰の為にあるのかということを今一度お考え戴ければ幸いである。
成績評価の方法
成績評価は出席状況のほか、試験の評点により行います。
クラス 教科書
N 授業当日にプリントを配付する
定員 参考書
40名
その他(特記事項)
この科目は旧専攻「専門科目：社会と経済」に該当します。
 

専門科目：社会と産業｜雇用のルール

科目区分 日
程		 2010年06月19日(土) 第1時限 実
施
時
間		 09:45〜11:10
専門科目：社会と産業 2010年06月19日(土) 第2時限 11:20〜12:45
科目コード 2010年06月19日(土) 第3時限 13:35〜15:00
2278383 2010年06月19日(土) 第4時限 15:10〜16:35
開設学習センター 2010年06月20日(日) 第1時限 09:45〜11:10
石川学習センター 2010年06月20日(日) 第2時限 11:20〜12:45
科目名 2010年06月20日(日) 第3時限 13:35〜15:00
雇用のルール 2010年06月20日(日) 第4時限 15:10〜16:35
担当講師 授業概要
前田　達男
（金沢大学・名誉教授、客員教授）

【シラバス】
人は、人生80年の半分以上は労働に関わりを持ち、かつその労働の多くは他人に雇われての労働である。雇用に関するルールを定めているのが労働法（労働基準法、労働契約法、労働組合法、職業安定法、雇用機会均等法などの法律の総称）である。この授業では、他人に雇われて働く人、また他人を雇用する人には、この程度の法律知識は持ってほしいと思われる、基本的な雇用のルールを学習する。

【授業テーマ】

  • 雇用のルールに関する法の概観　　日本の企業は、新規学卒者を定期採用し、OJT(職場実地教育)で必要な人材を確保する内部労働市場を発達させ、長期安定雇用、年功賃金、企業別組合を特徴とする日本的雇用システムを創出した。今日、労働市場における規制の緩和で雇用形態は多様化し、正規雇用の職が非正規雇用によって代替される事態も進展している。「雇用のルール」に関する法制度の編成、その戦後史と現状を明らかにする。
  • 労働時間と賃金　　契約した仕事に一定時間従事し、報酬（賃金）を受け取るのが雇用の基本的なルールであるが、近年は時間と賃金が比例しない型も増えている（成果主義賃金、裁量労働制など）。労働時間と賃金に関する法制度（労働基準法、最低賃金法など）の枠組みをおさえた上で、時間外・休日労働と割増賃金（サービス残業、名ばかり管理職問題も含む）や“No work, no pay”の例外（休暇、休業など）についても理解を深める。
  • 雇用平等と家族的責任の配慮　　労働基準法の変貌がもっとも顕著なのは、「女子年少者」から「妊産婦等」になった女性労働である。「男＝仕事、女＝家事・育児」という性的役割分担論からする「女子保護」に代わって登場する「家族的責任（家事・育児・介護）を有する男女労働者」という考え方と法制（育児介護休業法）、および雇用における男女平等（性差別の禁止と差別解消積極措置、雇用機会均等法）の進化を学習する。
  • 安全配慮義務と労災補償　　事業者（使用者）には、労働安全衛生法を遵守するとともに、労働者を労働災害から守る義務（安全配慮義務）がある。業務が原因で災害（負傷、疾病、死亡）が発生した場合、使用者は災害補償の責任を負う。その責任は労災保険法によって担保されるが、労災保険法は通勤災害にも対象を広げている。過労死、過労自殺裁判などでは、労働者の遺族が使用者に対して安全配慮義務違反を直接に問う例も多い。
  • 仕事をやめるとき　　現在の仕事をやめる原因としては、(1)転職、(2)定年、(3)解雇、(4)雇止めなどがあるが、授業では、主として、(3)解雇と(4)雇止めを扱う。(3)解雇については、労働契約法における解雇制限（�ゝ甸囘�に合理的な理由、�⊆匆馗滅鮎紊料蠹�性）、(4)雇止め（有期の労働契約の更新拒否）は解雇に準じて扱われることがあること、さらにリストラ、人員整理や非正規雇用者の失職について、その法的問題を学習する。
  • 就業規則と労働契約　　勤務場所、仕事の内容、賃金、労働時間等の労働条件は、労働者と使用者が対等な立場で労働契約によって決めるのが原則であるが、実際は就業規則によってほとんどが決まっている。就業規則には、解雇や懲戒、配転、出向など人事に関する規定もある。就業規則の記載事項、作成手続、届出と周知などは労基法で定められているが、就業規則についてはどんなことが争いになったかを学習する。
  • 労働組合の存在意義　　労働組合に加入するメリットは、�｜賃慮鮠帖箆�働組合の代表者を通じての交渉）、�∀�働協約（＝労働組合と使用者の合意の文書化）による労働条件の改善・維持、��ストライキに対する債務不履行責任追及の免責、�ど堙�労働行為を禁止する制度による労働組合・組合員への法的助力である。労働組合への参加と組合員の権利義務、労働組合の活動と役割、不当労働行為制度などの要点について学習する。
  • 権利の救済　　雇用のルールはルールが破られたときの「ルール回復のためのルール」（権利の救済）も含む。権利の救済を行うのが裁判所であるが、裁判所は敷居が高い。そこで見直されるのが簡易裁判所（少額訴訟）であり、新しく発足した労働審判制度である。労働基準監督署に駆け込む（申告）のは昔からあったが、近年は厚生労働省の都道府県労働局に相談に乗ってもらうという方法もある。労働組合絡みの問題なら労働委員会がある。

【学生へのメッセージ】
実用性はあるが、妙な理屈が多くて知的好奇心があまり湧かない、と思われがちなのが法律科目ですが、学問性と実用性を同時に追求していきたいと考えています。

【受講者が当日用意するもの】
『六法』があれば持参
成績評価の方法
成績判定はテスト（受講者少数の場合はレポート）および出席状況によって行います。
クラス 教科書
N 授業当日にプリントを配付する
定員 参考書
40名 ・使用者のための労働法(東京都労働相談情報センター/東京都労働相談情報センター/￥0/ISBN=0)
書名で検索し全文をダウンロードすることができる。
その他(特記事項)
この科目は旧専攻「専門科目：社会と経済」に該当します。
 

専門科目：社会と産業｜現代の政治理論

科目区分 日
程		 2010年07月10日(土) 第1時限 実
施
時
間		 09:45〜11:10
専門科目：社会と産業 2010年07月10日(土) 第2時限 11:20〜12:45
科目コード 2010年07月10日(土) 第3時限 13:35〜15:00
2278391 2010年07月10日(土) 第4時限 15:10〜16:35
開設学習センター 2010年07月11日(日) 第1時限 09:45〜11:10
石川学習センター 2010年07月11日(日) 第2時限 11:20〜12:45
科目名 2010年07月11日(日) 第3時限 13:35〜15:00
現代の政治理論 2010年07月11日(日) 第4時限 15:10〜16:35
担当講師 授業概要
山岡　龍一
（放送大学・准教授）

【シラバス】
20世紀の政治理論の展開を概観し、自由主義や民主主義の政治理論の今後を考える。19世紀との対比から、20世紀の思想的状況を説明し、その文脈（時代的課題）のなかで、どのような政治理論が形成されてきたかを理解する。一般的な問題を検討しつつ、アレント、シュトラウス、フェーゲリン、オークショット、バーリンといった思想家、そしてロールズとその批判者の議論を題材に、いくつかの論点を批判的に考察する。

【授業テーマ】

  • 政治理論とは何か　20世紀の課題
  • 政治理論の可能性
  • アレントと公共性の復権
  • シュトラウスと古典的政治哲学の復興
  • フェーゲリンのグノーシス主義批判
  • オークショットの合理主義批判
  • バーリンの自由論
  • ロールズの正義論とその批判

【学生へのメッセージ】
〈政治〉に限らず、〈現代においていかに生きていくべきか〉について考える機会をもちたいと思います。
成績評価の方法
成績評価は出席状況のほか、レポートの評点により行います。
クラス 教科書
N 授業当日にプリントを配付する
定員 参考書
40名
その他(特記事項)
この科目は旧専攻「専門科目：社会と経済」に該当します。
 

専門科目：人間と文化｜コンピュータ演習１

科目区分 日
程		 2010年04月24日(土) 第1時限 実
施
時
間		 09:45〜11:10
専門科目：人間と文化 2010年04月24日(土) 第2時限 11:20〜12:45
科目コード 2010年04月24日(土) 第3時限 13:35〜15:00
2278405 2010年04月24日(土) 第4時限 15:10〜16:35
開設学習センター 2010年04月25日(日) 第1時限 09:45〜11:10
石川学習センター 2010年04月25日(日) 第2時限 11:20〜12:45
科目名 2010年04月25日(日) 第3時限 13:35〜15:00
コンピュータ演習１ 2010年04月25日(日) 第4時限 15:10〜16:35
担当講師 授業概要
佐藤　富士雄
（金沢工業大学・非常勤講師）

【シラバス】
コンピュータの基礎を勉強しませんか？ワープロだけでも使えるようになれば、コンピュータのあらゆる仕組みや機能を理解できるようになります。文字入力がままならなくともOKです。この機会に、コンピュータという道具を、自動車や洗濯機のように、道具として使えるレベルになりましょう（コンピュータの初心者向けの講座です。ある程度使える方は「コンピュータ演習２」を履修してください）。

【授業テーマ】

  • コンピュータの基礎：コンピュータのハードウェアとソフトウェア、OSとは何か
  • WindowsVistaの基礎：コンピュータのトラブル対処法、ファイル操作、日本語入力
  • Microsoft Word2007の基礎１：ワープロソフトの画面構成、活用方法、入力練習
  • Microsoft Word2007の基礎２：ファイル操作、図、クリップアート、図表の挿入
  • Microsoft Word2007の基礎３：図形描画、ページ設定、印刷
  • Microsoft Excel2007の基礎１：表計算ソフトの画面構成、操作
  • Microsoft Excel2007の基礎２：表計算ソフトの活用
  • まとめと課題レポート作成：要点の復習と、課題「この授業で得た成果と感想」のテーマで、ワープロソフトを活用して作成、印刷、提出。

【学生へのメッセージ】
高度情報化社会の現代、コンピュータに無縁の人の方が、文化的で、人間的に豊かな生き方をしているのではないだろうか？と思えるはなぜでしょうか。ともあれ、この授業では、コンピュータはあくまでも道具として、できることを見極め、それを自分の生活や仕事にどう生かしてけるのか、考えていただきたいと思います。
成績評価の方法
成績評価は出席状況のほか、レポートの評点により行います。
クラス 教科書
N 授業当日にプリントを配付する
定員 参考書
20名 ・例題３０＋演習問題７０でしっかり学ぶ　Word/Excel/PowerPoint　標準テキスト　WindowsVista/Office2007対応版(定平　誠/技術評論社/￥2,079/ISBN=9784774131511)
その他(特記事項)
この科目は旧専攻「専門科目：産業と技術」に該当します。
 

専門科目：人間と文化｜文学と環境−石牟礼作品を読む

科目区分 日
程		 2010年06月05日(土) 第1時限 実
施
時
間		 09:45〜11:10
専門科目：人間と文化 2010年06月05日(土) 第2時限 11:20〜12:45
科目コード 2010年06月05日(土) 第3時限 13:35〜15:00
2278413 2010年06月05日(土) 第4時限 15:10〜16:35
開設学習センター 2010年06月06日(日) 第1時限 09:45〜11:10
石川学習センター 2010年06月06日(日) 第2時限 11:20〜12:45
科目名 2010年06月06日(日) 第3時限 13:35〜15:00
文学と環境−石牟礼作品を読む 2010年06月06日(日) 第4時限 15:10〜16:35
担当講師 授業概要
結城　正美
（金沢大学外国語教育研究センター・准教授）

【シラバス】
日本の環境文学を代表する石牟礼道子『苦海浄土−わが水俣病』（1969）の世界に迫ります。長年にわたって水俣病問題と向き合い、方言を駆使した特有の言語世界において人と自然との関係を多角的に描いた『苦海浄土』を、じっくりと読んでいきましょう。この作品を読み解くことで、現在の環境観を相対的かつクリティカルにとらえる視点も深まるものと思われます。

【授業テーマ】

  • 言葉と環境はどのような関係にあるのかということを考えながら、環境の問題への文学的アプローチを概観します。
  • 『苦海浄土』を読むための準備として、水俣病問題を概観します。
  • 『苦海浄土』で描かれている人と環境との関係について考えます。
  • 『苦海浄土』で用いられている言葉や文体について考えます。
  • 『苦海浄土』『神々の村』『天の魚』から成る〈苦海浄土〉三部作を概観します。
  • 『天湖』をはじめとする他の作品を検討し、石牟礼の自然観について総合的に考えます。
  • 石牟礼作品を世界文学の文脈で検討し、石牟礼文学の環境観をグローバルな視野で考察します。
  • 全体のまとめを行い、課題レポートを作成・提出していただきます。

【学生へのメッセージ】
方言は話し言葉なので文字になると読めないものですが、石牟礼作品の方言は不思議と「読める」のです。そういう加工がなされているわけです。そこまでして方言にこだわるのは何故なのか。方言世界に託された人と自然との関係とはどういうものなのか。『苦海浄土』はいろんな問いを投げかける作品で、読むたびに発見があります。
成績評価の方法
成績評価は出席状況のほか、レポートの評点により行います。
クラス 教科書
N ・苦海浄土−わが水俣病(石牟礼道子/講談社/￥700/ISBN=9784062748155)
定員 参考書
40名 ・自然を感じるこころ−ネイチャーライティング入門(野田研一/筑摩書房/￥756/ISBN=9784480687661)
その他(特記事項)
この科目は旧専攻「専門科目：人間の探究 」に該当します。
 

専門科目：人間と文化｜コンピュータ演習２

科目区分 日
程		 2010年07月03日(土) 第1時限 実
施
時
間		 09:45〜11:10
専門科目：人間と文化 2010年07月03日(土) 第2時限 11:20〜12:45
科目コード 2010年07月03日(土) 第3時限 13:35〜15:00
2278421 2010年07月03日(土) 第4時限 15:10〜16:35
開設学習センター 2010年07月04日(日) 第1時限 09:45〜11:10
石川学習センター 2010年07月04日(日) 第2時限 11:20〜12:45
科目名 2010年07月04日(日) 第3時限 13:35〜15:00
コンピュータ演習２ 2010年07月04日(日) 第4時限 15:10〜16:35
担当講師 授業概要
佐藤　富士雄
（金沢工業大学・非常勤講師）

【シラバス】
ワープロ・表計算・プレゼンテーションソフトの活用が、社会人として必要な時代になりました。本演習においては、これらソフトウェアの基礎から応用までを取り組み、実際の仕事や趣味に応用できるようになることを目標とします。今回よりMicrosoft Office2007が搭載された新しいパソコンを活用します。新しい機能の実用的な活用方法も豊富に紹介いたします（履修条件として文字入力、ファイル操作などパソコンの基本的操作ができること）。

【授業テーマ】

  • Microsoft Word2007の基礎：WindowsVistaの基礎および、ワープロソフトとして広く活用されているマイクロソフトワードの基本機能について演習を行います。
  • Microsoft Word2007の応用：マイクロソフトワードについて、ページ設定、セクションのコントロール、表作成、作図機能、画像挿入といった実用的な内容を中心に演習を行います。
  • Microsoft Excel2007の基礎：表計算ソフトとして広く活用されている、マイクロソフトエクセルについて、データ入力、表の編集、計算式、関数を中心として基本的な操作の演習を行います。
  • Microsoft Excel2007の応用１：表計算ソフトマイクロソフトエクセルの、グラフ作成機能について、実用的な内容を中心に演習を行います。
  • Microsoft Excel2007の応用２：表計算ソフトマイクロソフトエクセルのデータベース機能、豊富な関数について、実用的な内容を中心に演習を行います。
  • Microsoft PowerPoint2007の基礎：会議や発表の場において欠かせない、表示スライドを作成する、マイクロソフトパワーポイントの基本的な操作、スライド作成を中心に演習を行います。
  • Microsoft PowerPoint2007の応用：作成するスライドに画像や図を挿入する場合の操作、実際の発表において必要となる機能など、実用的な内容について演習を行います。
  • まとめと課題レポート作成：要点の復習と、課題「この授業で得た成果と感想」のテーマで、ワープロソフトを活用して作成、印刷、提出。

【学生へのメッセージ】
主夫としての育児家事の格闘ぶりを、何度かこの場にも記載しました。今までいろいろな方から励ましの言葉もいただきました。北欧のように、男女が均等に仕事育児家事を分担できる社会の実現と、育児家事仕事をする男に対して、もっと社会的評価が得られることを夢見ています。
成績評価の方法
成績評価は出席状況のほか、レポートの評点により行います。
クラス 教科書
N 授業当日にプリントを配付する
定員 参考書
20名 ・例題３０＋演習問題７０でしっかり学ぶ　Word/Excel/PowerPoint　標準テキスト　WindowsVista/Office2007対応版(定平　誠/技術評論社/￥2,079/ISBN=9784774131511)
その他(特記事項)
この科目は旧専攻「専門科目：産業と技術」に該当します。
・履修条件として文字入力、ファイル操作などパソコンの基本的操作ができること。

専門科目：自然と環境｜宇宙の中の惑星と地球

科目区分 日
程		 2010年06月05日(土) 第1時限 実
施
時
間		 09:45〜11:10
専門科目：自然と環境 2010年06月05日(土) 第2時限 11:20〜12:45
科目コード 2010年06月05日(土) 第3時限 13:35〜15:00
2278430 2010年06月05日(土) 第4時限 15:10〜16:35
開設学習センター 2010年06月06日(日) 第1時限 09:45〜11:10
石川学習センター 2010年06月06日(日) 第2時限 11:20〜12:45
科目名 2010年06月06日(日) 第3時限 13:35〜15:00
宇宙の中の惑星と地球 2010年06月06日(日) 第4時限 15:10〜16:35
担当講師 授業概要
海部　宣男
（放送大学・教授）

【シラバス】
進展著しい天文学の中でも、宇宙の起源の研究と並んでめざましく進んでいるのが、太陽系、および太陽系外の恒星をめぐる惑星の観測・研究である。本講義では、日本のすばる望遠鏡の活躍などで進む太陽系外惑星系の研究成果を講義し、ついで無人探査機や新しい観測と理論的研究から導かれる私たちの太陽系の構造、惑星や衛星の驚くべき世界、太陽系の生成に関する新しい考え方を、豊富な画像を用いて分かりやすく講義する。最後に、人間が住むこの地球が、宇宙の中でどういう位置を占めているのか、そして地球の上の生物と人間という存在についても考えよう。

【授業テーマ】
成績評価の方法
成績評価は出席状況のほか、レポートの評点により行います。
クラス 教科書
N 授業当日にプリントを配付する
定員 参考書
40名 ・すばる望遠鏡の宇宙(海部宣男/岩波書店/￥1,050/ISBN=9784004310877)

・人類の住む宇宙（シリーズ現代の天文学１）(岡村定矩　他/日本評論社/￥2,520/ISBN=9784535607217)

・太陽系と惑星（シリーズ現代の天文学９）(渡部潤一　他/日本評論社/￥2,520/ISBN=9784535607293)
その他(特記事項)
この科目は旧専攻「専門科目：自然の理解」に該当します。
 

専門科目：自然と環境｜夏を涼しくする水と空気の科学

科目区分 日
程		 2010年06月19日(土) 第1時限 実
施
時
間		 09:45〜11:10
専門科目：自然と環境 2010年06月19日(土) 第2時限 11:20〜12:45
科目コード 2010年06月19日(土) 第3時限 13:35〜15:00
2278448 2010年06月19日(土) 第4時限 15:10〜16:35
開設学習センター 2010年06月20日(日) 第1時限 09:45〜11:10
石川学習センター 2010年06月20日(日) 第2時限 11:20〜12:45
科目名 2010年06月20日(日) 第3時限 13:35〜15:00
夏を涼しくする水と空気の科学 2010年06月20日(日) 第4時限 15:10〜16:35
担当講師 授業概要
千徳　英一
（金沢工業大学基礎教育部・教授）
北庄司　信之
（金沢工業大学基礎教育部・准教授）

【シラバス】
　日本では昔から夏を涼しく過ごすための様々な工夫が考えられてきました。その中には「打ち水」など、「水」や「空気」の性質をうまく利用したものがあります。本科目では、「涼しく過ごすための工夫」をテーマに、水と空気に関して、グループで簡単な実験を行います。また、実験で得られた成果をもとにして、グループで新たな「涼しくする工夫」を考え、授業の終わりにパワーポイントを用いて発表します。日頃はあまり意識しない水や空気の不思議な性質について理解を深めます。

【授業テーマ】

  • 授業の全体説明と安全講習会を行います。続いてグループ編成を行い、グループの討論により「涼しくする工夫」の素案を発案し、その素案に関する実験のテーマを発案します。
  • 引き続き、実験のテーマを発案します。教員との打ち合わせの後、グループで協力して観察の準備を行います。
  • 実験対象にした現象をよく観察し、仮説を立てます。続いて、グループ討論を行い、仮説を確かめるための実験を計画します。教員との打ち合わせの後、予備実験を行います。
  • グループで協力して本実験を行います。　　宿題：・「涼しくする工夫」を考え、図と文章で説明する。・実験データを整理し、考察する。
  • グループでパソコンを用いて実験データを整理し、考察を行います。メンバー各自が考えてきた「涼しくする工夫」を参考に、グループの具体案をまとめます。
  • 実験の成果とグループの「涼しくする工夫」をパワーポイントにまとめて発表準備を行います。
  • 発表準備の続きを行います。
  • 発表会を実施します。各グループ10分程度の発表です。教員の講評の後、授業アンケートの実施等を行い、授業を終了します。

【学生へのメッセージ】
好奇心が最も重要：そもそも単位を修得するための勉強とは、とても辛いものです。楽しく学べたらどんなに良いだろうかいつも考えている。好奇心（興味・好きなこと）のあることは、長時間行っていても楽しい。この方法で知識をどんどん増やし、遊び心を加えて世の中に役立つ知恵にしたら如何でしょうか。人生を有意義に楽しく生きるには、多くの好奇心を持ち続けることである。

【受講者が当日用意するもの】
筆記用具、簡単な実験に適した服装、メモを取るノート。あらかじめ学生教育研究災害傷害保険に加入しておいてください。
成績評価の方法
成績評価は出席状況の他、発表及びレポートの評点により行います。
クラス 教科書
N 授業当日にプリントを配付する
定員 参考書
30名
その他(特記事項)

この授業は、【金沢工業大学プロジェクト教育センター（石川県石川郡野々市町扇が丘７−１）】で行います。

この科目は旧専攻「専門科目：自然の理解」に該当します。
 

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