まずは作品を愉しみながら読むことが目標です。いくつか工夫をしてみました。
第一に、放送授業では、この作家を語るなら、この人を措いて他にないという講師をお招きしました。カフカは池内紀先生、マーク・トウェインは柴田元幸先生、ドストエフスキーは沼野充義先生、イタロ・カルヴィーノは和田忠彦先生、という具合。
第二に、声によって文学の世界に誘うために、朗読をたっぷりお聴かせします。
第三に、新しいメディアで補助教材を提供します。印刷教材に添付されたCD−Rには、合計5時間40分の朗読のほか、要点を理解するための文字情報、イメージ画像などが入っています。今ご覧になっているホームページでは、柴田元幸先生の『書写人バートルビー』新訳などCD−Rには収録できなかったテクストや、その他、楽しくて役に立つ情報やガイダンスを提供します。
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