基礎科目は、さらに a,b,c という3種の領域に分かれています。 そして認定にはこれら3領域それぞれから所定の単位数以上を修得し、合計で12単位以上の認定単位数を得ていることが必要になります。
この領域では、心理学を構成している主な領域について、全般的に学んでいるということが要件になります。
認定にはa領域で、4単位以上の単位を修得していることが必要です。
さらに、その4単位のうち2単位以上は基本主題である必要があります(副次主題は必ずしもなくても構いません)。
平成26(2014)年度に開講されている放送授業では、以下の科目がこの領域に該当する科目として認定されます。
心理学概論( '12 ) |
教育心理学概論( '14 )* |
教育と心理の巨人たち( '10 ) |
心理と教育を学ぶために( '12 ) |
心理学史( '10 ) |
発達心理学概論( '11 )** |
*「教育心理学概論( '14 )」はa領域の基本主題であるのと共に、f領域の基本主題でも
ありますので、どちらかの領域の科目として申請します。
**「発達心理学概論( '11 )」もa領域、f領域どちらでも認定の対象となる科目です。
ただし、a領域でなら副次主題、f領域でなら基本主題として認定されます。
心理学の実証的研究方法の基礎を学んでいることが要件です。
b領域にも、4単位以上の認定単位数が必要です。さらにそのうちの2単位以上は基本主題でなければなりません。
平成26年度に開講されている放送授業としては、以下の科目が認定の対象になります。
心理学研究法( '14 ) |
心理統計法( '11 ) |
心理・教育統計法特論( '09 )* |
統計学( '13 ) |
身近な統計( '12 ) |
社会統計学入門( '12 ) |
*大学院科目です。本来1.基礎科目で認定の対象となるのは、学部科目だけなのですが、 この科目だけは、例外的にb領域基本主題の科目として、認定委員会が認めました。
心理学の実験的研究の基礎を学ぶために、心理学の基礎実験、実習の経験を持っているということが要件です。
この領域だけは、放送授業で履修することが出来ず、必ず面接授業で単位を修得しなければなりません。
複数項目の実験、実習に、実験者および被験者(あるいは回答者)として参加し、その結果についてレポートをまとめた経験を持っていることが要件になります。
c領域では3単位以上の認定単位数が必要です。そのうち2単位以上は基本主題でなければなりません。
どの面接授業が基本主題として認定されるのかは、認定委員会が最終的には判断します。
放送大学の面接授業は平成23年度(2011年度)以降、b、c領域に該当する面接授業のシラバスを毎学期認定委員会に事前に提出して、基本主題、副次主題の別を判断してもらっています。
ただし、23年度以前の面接授業については、そのような判断をしてもらっていませんので、資格申請された学生さんの中には、授業の内容などについて、
認定委員会から別途、問い合わせを受けているケースがあります。
また、それぞれの授業の中で同じ実験が重複して実施されてしまう場合がないとは言えません。
できるだけそのような事態は避けたいのですが、放送大学の面接授業は全国で行われ、それぞれの学習センタ―が独自に授業を開講していますので、
どうしてもこのようなことが起こってしまいます。
したがって、授業の履修前に必ず講義概要を良く調べて、以前に受講した実験の授業と、
全部同じ実験テーマだったなどというようなことがないように、よく確認した上で、授業を履修するようにして下さい。
ただし、3単位のうち1,2のテーマが重複してしまうという程度なら、これは仕方のないことです。
1つの重複も許されないなどとまで考えなくても、大丈夫です。大体、3単位分の授業の中で、異なる8ないし9種類の実験を行っていれば、問題はないと考えておいてください。
認定委員会での認定判断の際には、b領域、c領域での授業内容が重視されます。そのため申請の際には、b領域、c領域に限ってシラバス(講義概要)
の提出が必要になります。学習センターの窓口で依頼すると、該当科目のシラバスのコピーができますが、わざわざ学習センターまで出向くのは大変という方は、
b、c領域の科目の講義概要はしっかり保管しておくと良いでしょう(先輩のアドバイスにもありましたね)。
なお、授業によっては授業終了時に実験名リストが配られる場合があります。
これは、シラバスだけでは実験内容が十分確認できないと思われる場合に、担当の先生にお願いして付けていただくものです。
この実験名リストは大切に保管しておいて、申請の際に、シラバスに添えて提出して下さい。