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放送大学は国設の通信制大学です。千葉県幕張に本部を置き、全国に５０の学習センターがあり、学生みなさんにサービスを提供しています。

神奈川学習センターは、落ち着いた学習環境、活発なサークル活動、知識や経験の交流の場を提供するために教職員一同、日々励んでいます。センターの図書室には４万冊をこえる学術書・一般書があります。視聴覚施設では放送大学が提供しているすべての科目の印刷および放送教材がいつでも視聴できます。また、神奈川学習センターでは優れたサークル活動が活発に展開されています。サークル活動の目的もさることながら、それを通じた交流で知識と感性が磨かれ、たくさんのコミュニケーションの輪が形成されています。面接授業では地域性を活かした、あるいは時宜にかなった特色のあるテーマの講義がたくさんあります。公開の講演会も数多く開催されています。
　放送のみによる学習は、時には孤独で不安なものになりがちです。学習センターには６名の客員教授がいて、みなさんの学習相談に応じていただいています。自主的なゼミあるいは勉強会も行われています。また、経験と知識を積み上げたベテランの学生の皆さんによる学習相談チームもあります。センターだよりの発行、研修旅行、ウォーキングなどの地域連携活動も学生の皆さんが主体となって行っていただいています。学習センターのこれらの機能あるいはサービスを有効に活用し、学生のみなさんが放送大学に入学した目的を達成され、さらには後輩を先導するようになっていただきたいと願っています。
　放送大学は教養学部を主体とする大学です。広く深く知識を蓄え、分野や価値観の異なる人が相互に理解し合うための知識をつけることは重要です。自らを高めるために、広い世界に出て行きましょう。きっと、素晴らしい眺望が待っているはずです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成25年4月
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　神奈川学習センター所長　　池田　龍彦