ソフトウェア情報
Microsoft Office Excel と R に関しては各々のページを参照されたい.オンライン授業「数理最適化法演習」では,線形および整数最適化法のソルバーであるExcelソルバー, LibreOffice Calcソルバー, R (lpSolve), Python (PuLP)の使い方を説明している.オンライン授業体験版の「数理最適化法演習」のページでインストール法と最も初歩的な使い方が説明されている.
LibreOffice Calc
LibreOfficeはオープンソースのオフィススイートで,無料で使用することができる.LibreOffice Calc (以下,Calc)は表計算ソフトウェアで,Microsoft Office Excelと互換性が(そこそこ)高い. ソルバーも備えているが,ソルバーを使用するにはJavaの実行環境が必要である. 無料で使えるJavaの実行・開発環境であるOpenJDKのインストールしやすいディストリビューションとしてAmazon Correttoがある.Windowsなら,JavaとLibreOfficeをインストールしたら,LibreOfficeないしはLibreOffice Calcを起動し,「ツール」>「オプション」>「詳細」を選択し,ポップアップしたウィンドウの「Java実行環境を使用」をチェックし,「インストール済みのJava実行環境」から適当なものを選択し「OK」ボタンを押す.
Calcでソルバーを用いる場合,データ入力はExcelと同じである.下図に示すように,ソルバーはツールメニューから選択する.
オプションでは,線形最適化法,整数最適化法を実行するには,ソルバーエンジンをlinear solverとする.
GLPK
GLPK (GNU Linear Programming Kit)はオープンソースの混合整数最適化法のソルバーである.Rのパッケージ glpk を利用すれば,RからGLPKを使用することができる.また,APIが提供されているので,最適化計算を含むアプリケーションを自作する時,最適化計算の部分でGLPK APIを利用するということもできる.GLPKの簡単な使い方はこちら.