センター概要
◆ 放送大学山口学習センターでの学びと活動 ◆
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所長 阿部 憲孝 |
放送大学山口学習センターでの学びと活動について、簡単に紹介します。
詳細は、当ホームページの各ページ、及び放送大学ホームページをご覧ください。
■山口学習センターの学び ■山口学習センターでの活動
<豊かな心に向けて、学びたい気持ちを実現しましょう>
放送大学は学士、修士の学位がとれる正規の大学です。資格獲得や研修のために、あるいは自分の興味に応じて特定の科目だけを学習することもできます。 生涯学習機関として、全国に学習センターをもつこの放送大学で、学びたいという気持をぜひ実現してください。
平成9年に開所した放送大学山口学習センターには、現在、10代から80代まで、学ぶ目的も教育背景もいろいろ異なる人がそれぞれのライフ・スタイルに合わせて勉強しています。
<ともに学びあう気持ちの仲間が、いっぱいいます>
放送大学は、テレビ(ラジオ)・印刷教材による自宅学習が主体ですが、センターに来所されれば、ともに語らい、励ましあう仲間がいます。 サークル活動や研修旅行もあります。
ひとりだけでの学習には不安があるかもしれませんが、センターでは所長、客員教員が学習上の相談や指導をしますし、 講義担当の先生方とインターネットを利用してやりとりすることもできます。 遠方の学生のためには、県内の数カ所に授業ビデオ・カセット等を配架して、センター外でも視聴できるようにしています。
<教員と対面での多様な面接授業も活用しましょう>
また、学生と対面で行う連続2日間の面接授業は、山口学習センターでも年間約30回行っております。
県内の大学教員の協力や放送大学教員によるこの面接授業では多様な受講生からの活発な質疑応答がなされています。 学生は全国各所センターで行われる多くの面接授業のなかから興味のあるものを受講できます。
放送大学は、まさに激変多様化する現代社会のニーズにあった教育を実施しています。
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面接授業を活用して
1-1市町村との連携
地域に出て、現場を見て、空気を感じるなかで歴史、文化を学ぶ体験的学習を目指した。
- 平成19年度 萩市と共催「萩まちじゅう博物館」 5月12,13日 学生定員80名、共修生14名、計94名で終了。山口学習センター設10周年記念事業。
- 平成20年度 下関市と共催「壇之浦の戦いと奇兵隊誕生ドラマ」 11月8,9日 学生定員45名、共修生10名、計55名で終了。 また、下関市の土井が浜遺跡・人類学ミュジアム館長の講義で「人骨から日本人ルーを探る」2月14,15日に開催。
- 平成21年度 山口市と共催「中世、山口を彩った大内文化」11月7,8日に終了。また、中原中也記念館館長の講義で「中原中也の世界」 5月23,24日に開催。
- 平成22年度 防府市教育委員会後援「歴史の宝庫〜周防国衙−防府」11月6,7日 学生定員45名、共修生15名、計60名で終了。会場は防府天満宮、防府毛利邸。また、山口市の山口県立美術館では、「洋画家、松田正平と芸術」を1月8,9日に開催。
- 平成23年度 長門市と共催「金子みすゞのまなざし」 11月5,6日 学生定員45名、共修生10名、計55名で終了。会場は長門市仙崎公民館、金子みすゞ記念館など。また、下関市では、「画家香月の人間と絵画の魅力」を10月15,16日に開催。宇部市では「宇部の野外彫刻とまちつくり」を11月12,13日に開催。
- 平成24年度 岩国市教育委員会後援「錦帯橋と宇野千代を見て感じ学ぶ」10月27,28日 学生定員45名、共修生10名、計55名で終了。会場はサンライフ岩国、宇野千代生家。また、防府市で「山頭火と自由規律」を6月9,10日に開催。
- 平成25年度 長門市教育委員会後援「長門北浦の暮らしの民俗」6月15,16日 学生定員45名、共修生5名、計50名で開催。会場は長門市田原山温泉閣。また、柳井市教育委員会、周防大島町教育委員会後援。「柳井・周防大島の暮らしと民俗」10月26,27日に開催。
【状況】
学生が、北は岩手、秋田、南は鹿児島、宮崎、熊本など全国から参加。授業際のアンケート調査では大変好評。
地元の学生からも地元にいるが知らない話しも聞け、講義としてより深く学べることで好評。引き続き県内各地で開講の要望。
各地教育委員会や各自治体としても地域が全国的にPRされ多くの学生が来ることで、好意的に対応して頂き、連携、協力を進める上で効果的。
公開授業としての枠をつくり受講生募集のポスターを貼れること、放送大学の知名度を高める広報として有効。公開枠参加者で放送大学での学習に関心を持つ人も出てきた。
1-2面接授業編成・評価・活用・教員との交流の充実
- 面接授業各授業後のアンケートなど調査、活用実施。また、日常的に機会をみて開講の希望を聞いて、参考に編成企画。
- 放送大学教員との交流促進:山口学習センター面接授業講義の際に、受講学生、同窓生の参加などの交流会(同窓会主催などによる)や公開講演会の開催
【状況】
面接授業では、学生の声も参考に編成。
放送大学教員との交流状況:平成19年12月荻野副学長、 平成20年4月林学長補佐の際は、同窓生設立の動きにあわせ、 同窓生との懇談会。 平成20年10月工藤先生
の際は受講学生が主体、同窓生も参加、好評。平成21年の5月の岡部副学長(現在学長)の際は、徳山大学と連携協力しての公開講演会、 山口県東部などの放送大学生・同窓生と懇談会を開催、10月の高木先生の際は、
宇部留学生交流会、山口大学工学部と連携協力しての公開講演会、 留学生や宇部・小野田地区などの放送大学生・同窓生との交流会を開催、11月の奈良先生の講義の際は、受講学生、同窓生の参加による交流会を開催。
- また、平成22年度からは本学専任教員と受講生による昼食懇談会を開催中。
学生対応の充実・サポートの向上
2-1学生、教員などの対話交流促進
- 学生と所長・客員教員とのお茶休憩(勤務日、15時ごろ)での対話機会実施
- 同窓会と連携し、各地での放送大学説明会開催時に数箇所で懇談会開催、学習センター研修旅行に、同窓生の参加・交流。
【状況】
お茶休憩は、学生と所長・客員教員との交流や学生同士の交流の機会を増やすことも目指し、19年度より開始。
懇談会は、同窓会と学習センターが連携、協力し、客員教員も可能な範囲で参加し、下関、周南などで学生同士、
同窓生との交流促進を目的に実施。現状では、各地で3-7名程度の参加。
学生研修旅行に、同窓生5-10名程度が参加。
2-2自主ゼミ・公開講座・学習相談・学習支援充実関連
- 学生への自主ゼミ・公開講座・学習相談・学習支援などのアンケート 調査の実施
- 所長・客員教員による学習相談の実施
- 所長・客員教員などによる自主ゼミ・公開講座
- 所長・客員教員による放送授業学習支援(英語、数学、生物、文学、心理、社会学など)の企画・実施
- 所長・客員教員などによる公開講演会の企画・実施-
- 卒業生・在校生によるTA活用試行(英語、情報関連)
- 学習センターから新規学生などに学期開始1月経過後、学習状況の電話での問い合わせ実施。
- 移転後の旧学習センター近郊の在学生の学習環境・学習支援のため、山陽小野田市教育委員会、山陽小野田市立図書館協力の基、山陽小野田市立図書館で、自主ゼミ公開講座を開催中。
【状況】
自主ゼミ・公開講座は、毎月1回程度の自主ゼミ・公開講座は、5-20名 程度の参加。
放送授業学習支援活用、TA活用試行は、活用者は少ないが、家庭教師的な側面で機能、困難を抱えている学生には効果的。
自主ゼミ参加や放送授業学習支援参加で、少数であるが放送大学での単位取得に結びついた例も。
公開講座参加から学生になるケースも。
2-3 ICT活用支援関連
- 学習センターでの学生ノートパソコンによるインターネット接続環境を整備
- 学習センターHP(ホームページ)の整備運用・ICT活用広報工夫充実
- メールアドレス登録による学生への各種連絡網運用体制整備・活用充実
【状況】
環境整備により、学生はインターネット接続を適宜活用している。
学習センターHP(ホームページ)のによる広報充実に努力。ある程度、広報として機能していると思われる。
学生へのメールアドレス登録呼びかけで100名程度は登録、活用開始、在学生でメールを持たない方も多いようで、ある程度機能するが、連絡網としては不完全。
2-4地域の大学などとの連携強化
- 山口大学などを含め地域の大学などとの連携強化、広報
- 双方向単位互換による活用に向けての広報・協議・活用促進
- 連携の仕組み、体制改善への提言・放送大学本部との協議
【状況】
県内各大学との連携の広報活動実施、平成20年にYICリハビリテーション大学校との単位互換協締結、平成20年度より数百人規模で単位互換校山口大学での活用試行開始。平成25年度から新たな活用試行として教材利用としての活用を開始。
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広報・学生募集活動での取り組み
- 放送大学の名前の浸透・一般社会人勧誘への取り組み
各市の広報関係、図書館、教育委員会、学校、病院、郵便局、銀行、企業などを訪問し、広報活動
- 同窓会連携しての県内各地でのオープンキャンパス開催
- 学習センター独自での放送大学での学びに対する各種資料充実・活用
- マスコミへの放送大学での公開講座・公開講演会・学生募集情報の提供、報道依頼
- 学習センターでの学習体験、体験入学実施
【状況】
各種広報活動の実施。
平成21年4月の学生募集では、ここ数年の減少傾向には変化
ここ数年入学生は減少傾向にあったが、平成22年10月入学者及び平成23年4月入学者は増加。この後も増加傾向にある。
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