平成18年度 学生研修旅行◆ 日程日 時:平成18年10月15日(日) 参加人数:39名 ◆ 参加した学生さんの感想文すばらしきかな研修旅行選科履修生 西村修子 こんなに充実した旅行は、めったにできないでしょうね。お天気に恵まれて、バスは一路九州へ。 39名の参加者は老若男女を問わず、みんな学生さんです。放送大学で勉強する共通の目的をもった仲間ですもの、すぐにうちとけてしまいました。 ハチャメチャにおもしろいバスガイドさんの果てしないお喋りに、道中時間を忘れて笑いつづけました。 最初に着いたところは九州歴史資料館。職員さんの丁寧な解説付きで、効率よく展示品を見て回りました。 この資料館は九州国立博物館(略して九博とのこと)へのプロローグともいえるでしょうね。 九博に入館する前に一行はレストランで昼食となったのですが、これがなんとフランス料理のフルコースなのですよ! 手の込んだデリケートな料理に、一同感動体験をしたのでした。特に、同席した私たち4人の乙女たちは食べ物の話に花が咲き、 デザートとコーヒーを楽しく味わった後はすっかり幸福感にひたってしまい、旅の目的はこの食事で達成したのではないかと錯覚したような次第で。 メインの九博は大変なスケールと迫力で、壮大な歴史のうねりに圧倒されてしまいました。 数々の宝物品や貴重な資料が目前に迫ってきて、今と昔が瞬時につながってしまうような新鮮な感覚です。 3箇所設置してある大画面の映像も全身にしみこんできて、自分が当時にタイムスリップしたような不思議な気分でした。 ボリュームと大きさに驚嘆していると、ふとガラスケースの中に、「女神に捧げた黄金の指輪」を発見しました。 国宝だそうで、小さくてもとんでもなく価値あるものだと思うとなんだかテンションが上がってしまいます。冠に似たデザインです。 (今はやりのマジシャンになれたらなあ)、としばらく佇んで指輪を眺めていました。ガラスを割ることなく手を突っ込んで、何くわぬ顔で指輪をはめてその場を通り過ぎようかしら。 たしかにアクセサリーは女性の心を魅了します。緑色の勾玉もきれいだったし、少しばかり怖いけれど、骨を素材にさまざまなイヤリングも展示してありました。 動物の骨とは思いますが、装飾以上に魔よけの意味合いもあるのではないでしょうか。 美しいデザインのアクセサリーを身につけようとする気持ちは、今も昔も変わらないのですね。 館内での中国音楽の演奏や日中演奏のコラボレーションなど、たっぷり堪能してしっかり有意義な一日でした。 みんなで写った集合写真、とても良い記念になりました。 帰途について、饒舌ガイドさんもさすがにお疲れで静かだろうと思いきや、喋らないと死にそうになるとかで喋りまくり、ついでに趣味の手品や絵なども見せてくださいました。 この旅行のおかげで皆さんと知り合えて、孤独なはずの学習に明るい励みが出たように思います。 こんなにすばらしい研修旅行を企画し、お世話してくださった幹事の山田さんやセンターの方々、本当にありがとうございました。 すべての「ひと」に、感謝、感謝(学生研修旅行を終えて)全科履修生 山田 博司 10月最後の日曜の午後、ここは島根県益田市内にある「いわみ芸術劇場」。 地元での愛称は"グラントワ"フランス語で大きな屋根を意味するそうだ。 石州瓦をふんだんに使ったモダンアートな建物で美術館併用した県立芸術文化センターである。 間接照明で薄暗いエントランスホールを沢山の観客が行きかうなか小生の名前を呼ぶ声がした。 それは眉目秀麗で美貌の持ち主から発せられていた。 まさかこの石見(いわみ)での地で知り合いの無い小生に声をかけるひとがいる訳がない、「人違いだろう。しかもこんな美人が・・」と思い返事が出ない。 そんな素振りを察してか、彼女は次の言葉を繋いでくれた。「ほら放送大学の・・、大宰府の・・」と、「そうだ!!」思い出した。 放送大学の学友だ。「よう来んしゃったね。石見の国まで」とまるで自分が益田市民であるかのような返事。 まさか、こんな所でと思いつつとても嬉しかった。それも「放送大学の・・」で通じ合うことが。 この日はとても心温まる一日になったことは云うまでもない。この日のイベントは、あの有名な錦織健プロデュースの歌劇"ドン・ジョバンニ"の最終公演。 ちなみに、彼女はこの日を3ヶ月前から楽しみにしていたそうです。 そう、彼女が云っていた、「大宰府の・・」とは、10月15日の学生研修旅行に参加していたのである。 参加者40名(当日1名欠席の39名)、研修先は福岡の"九州歴史資料館"と"九州国立博物館"そして"太宰府天満宮"。 行楽の秋、真っ青な空。「如何でしたか。この研修は?新しい発見や出会いがありましたか。」そのことが行事を計画したものの一番気にかかるところです。 皆さんの声をお聞かせ下さい。 ところで、今回の研修の企画から実施まで、沢山のひととの「出会い」が有りました。ここで何人かのひとに登場して頂きます。 一番目のひとは、「来年の研修旅行を頼む」の一言。声をかけてくれた大先輩藤本さん。 これまでの研修11件余りのすべてに携わったひとです。感謝、感謝です。次は「研修旅行実行委員会」の立ち上げに協力してくれた学生サークル"レギオの会"のメンバーの皆さん。 研修先の提案(九博)に小生の趣味丸出しの企画に合わせてくれました。 特に企画実行にあたり代表者の城さんには会員の皆さんに研修会参加の呼び掛けを何度もお願いしました。感謝、感謝です。 また6月の下旬、行程計画の下見に行った先でもたくさんのひとに「出会い」ました。小生はまだ九博にまだ行ったことがない。 聞けば昨年の10月にオープンし随分人気を博していると聞く。「行程をどうするか、食事はどこで、バスの駐車場は・・」と気になることがたくさんある。 一度、現地に行って、自分の足で確かめようと西鉄大牟田線で、太宰府駅に降り立ち、一服と思い参道前の喫茶店に立ち寄った。 実はここの店主が研修旅行の良きアドバイザーとなったのです。何気なく来訪の目的を告げると、あれこれと親身になって相談に乗ってくれた。 博物館の展示内容から見学のポイント、団体の食事場所は移動時間を考え、雰囲気の良い博物館のそばのレストランを勧める、そしてバスの駐車場の場所。 見学行程については渋滞を考慮し早めに出発、11時には到着し食事をしてから館内見学、2時間は必要、その後、天満宮の散策に1時間を当てる云々。 とアドバイスは続く、実は今回の行程はこの店で決まったようなものです。感謝、感謝です。 (もちろん、当日の研修時間の合間に、店主を尋ねコーヒーを飲んだことは云うまでもない。) 次の人は、店主が紹介したレストラングリーンハウスの加藤さん。研修の昼食会の予約をするために立ち寄った時、予約打ち合わせの対応をしてくれたひと。 研修日が迫り、確定数の連絡をするたびに、人数が増えることを小生と共に喜んでくれました。 最終確定数を赴任先の島根から電話した晩、「雨は、私が絶対に降らせませんから、ご心配なく」の言葉が強かった。感謝、感謝です。 次は九州歴史資料館の見学予約をお世話して頂いた受付の方、団体名は放送大学山口学習センター研修旅行、見学人数は45名と予約用紙に記入すると、パンフレットを50部封筒に入れて差し出してくれた。 「日曜なので、案内者はいません」ときっぱり断られたが、当日、資料館の受付で我々を、今かと待っていたひとがいた、調査担当の岡寺さんだ。 歴史資料館の関係者が、放送大学と聞き配慮してくれたのだろうか?館内の展示物をくまなく熱心に説明してくれました。 九博の特に太宰府に関する歴史の事前学習として大変参考になりました。感謝、感謝です。更にお世話になった人たちは九博のインフォメーションの担当の方々だ。 団体の受付方法から、特別展のリーフレットの郵送など、細やかな親切に感謝、感謝です。 以上、研修計画から受入先の関係者との出会いを記しましたが、次は研修実施にあたり裏方でお世話になった皆さんです。 まずは、学校側の事務局の方々です。 計画時からいろいろとアドバイスを頂いた川畑室長、研修旅行バスの手配から参加者呼掛けの事務全般を取り仕切って頂いた古田さん、 きれいに編集された研修の手引きを作ってくれた伊藤さんと吉山さん、そして、研修に参加し暖かく見守って頂いた松浦所長、事務の皆さんに感謝、感謝です。 そして忘れてはならないひとが、行き返りのバスの中で懇親気分をいっそう盛り上げてくれたバスガイド、キムタク大好きの千春さん。 帰りの時間は彼女の才能ある演目の出し物に笑い転げて、気がつけば小野田駅。感謝、感謝です。 最後に感謝するのは今回の研修に参加してくれた学友の皆さんです。初めて出会ったひとも何人かいました。 初めて研修に参加してくれたひともいました。感謝、感謝です。ひとつの行事にこんなに沢山の「ひと」が関わっていることを今更、再確認しているところです。 ひととの出会いは"一期一会・・人には丁寧に、大切に、誠意に接して"と云いますが、冒頭で小生に声をかけてくれるひとがいたと云うことが、いちばん嬉しい思い出です。 こんな幸せな感動を与えてくれた研修旅行、本当にありがとうございました。 11月最後の日曜の午後 P.S 面接授業で、単位認定試験でまた会いましょう。 | |
放送大学山口学習センター 〒753-0841 山口市吉田1677−1 Copyright(C) 放送大学山口学習センター, All rights reserved |