平成20年度 学生研修旅行

【日程】【参加者ご感想】

◆ 日程

日   時:平成20年10月12日(日)

参加人数:38名

【行き】 ■ 山口学習センター 集合 8:00
■ 同上 出発 8:10
■ 山陽小野田市役所 出発 8:25
■ 小野田駅 出発 8:30
   参考(JR山陽線 下り8:22着、上り8:23着)
■ 厚狭駅(新幹線口) 出発 8:40
   参考(新幹線下り 8:34着)
   (高速利用)埴生IC~東背振IC
■ 吉野ヶ里歴史公園 到着 11:10
   
【帰り】 ■ 吉野ヶ里歴史公園 出発 15:00
   (高速利用)東背振IC~埴生IC
■ 厚狭駅(新幹線口) 到着 17:30
   参考(新幹線上り 17:44発)
■ 小野田駅 到着 17:40
   参考(JR山陽線 上り18:00発、下り18:02発)
■ 山陽小野田市役所 到着 17:45
■ 山口学習センター 到着 18:00

 


 

◆ 参加学生の感想

 

学生研修旅行

全科履修生 三上 美耶子

平成20年度の学生研修旅行が、10月12日(日)にあり吉野ヶ里歴史公園に行きました。参加者は38名、山口学習センターを出て途中参加者達も 全員が揃って、埴生IC~東背振までの道中、バスの中での自己紹介はふだんお会いする事のない方々の勉強のとりくみや、得意の歌をうたわれた方もあり、 和やかな雰囲気のなかでバスは、11時過ぎに目的地に着きました。

記念写真を撮った後で、公園内の食堂での昼食は古代米入り御飯の和定食でした。食事をすませて遺跡見物になり、公園に入って一番先に目に入ったのが、 テレビで見た遥か遠くに建つ物見櫓でした。

広い園内を進み、物見櫓に着き、階段で上階まであがると遠方まで見渡すことができました。この物見櫓は環濠内に複数置かれており、 見張りや威嚇のためのものだったようです。大規模な環濠集落跡は1986年からの発掘調査によって発見されて、現在は国営吉野ヶ里公園として、 一部を国が管理する公園です。最大の特徴とされるのは、集落の防御に関連した遺構で、外壕と内壕の二重の環濠ができ、 V字型に深く掘られた総延長2,5kmの外壕が囲んでいる範囲は約40ヘクタールになり、壕の内外に木柵、土塁、逆茂木といった敵の侵入を防ぐ策が施され、 また内郭の内外の建物の遺構には、竪穴住居、食料を保管する貯蔵穴、土坑、青銅器製造の跡なども発掘されています。

高床住居は、祭祀に携わるものや、その側近達が暮らしたと考えられており、祭祀が行われる主祭殿、東祭殿、斎堂とともに内郭の中で見つかっており、 又、多数の遺体がまとまって埋葬された甕棺、土坑墓は住民や兵士などの一般の人の共同墓地と考えられ、北墳丘墓、南墳丘墓と命名されている所には、 集落の首長などの墓ではないかと考えられており、発掘された甕棺の中の人骨には、怪我をしたり、矢じりが刺さったままのもの、首から上がないものなどがあり、 戦いのすさまじさが見てとれます。また、ガラス製の管玉などの装飾品の埋葬なども見つかっています。弥生時代の人達は争いもなく、 穏やかな暮らしをしていたのでは?という思いがあっただけに、すでに戦いをしていた事は驚きでした。

現在のところ整備されて公園として開園しているのは58ヘクタールです。

13時30分からは勾玉作りに挑戦することになり、(高蝋石:ピンク、モザイク)見本を参考にして砥石で角を削って形を造るのですが、 思うように削れず持ち帰りました。一度は行ってみたいと思っていた吉野ヶ里公園です。

好天にも恵まれて充実した一日でした。企画から実行をされました役員の皆様、楽しい一日を過ごしました。学習センターの皆様ありがとうございました。

 

 

平成20年度学生研修旅行について

全科履修生 冨永 満孝

10月12日(Sunday)、どんよりとした空模様でしたが、心はずませて、山口学習センターへ集合。手続きを済ませ、バスに同乗、8時10分に出発、 途中、山陽小野田市役所・小野田駅・厚狭駅を経て、埴生ICから高速道へ。壇ノ浦PAで一寸休憩、東背振ICへ一直線。バス道中で各自の自己紹介が始まり、 38名老若男女それぞれの経歴・履歴・考え方等、色々な発言があり、和やかな雰囲気になり、盛り上がりました。

目的地、佐賀県「吉野ヶ里歴史公園」東口に到着。公園入口のアーチの前で全員記念撮影。皆さん“ニィー”。前途を祝福してかしら、気温が上昇して、 汗ばむ陽気になり、上着を脱いで撮影にのぞみました。早めに昼食をと、「吉野ヶ里レストラン」予約席にて、豪華な料理に舌鼓。デザートとコーヒーも美味しく 元気百倍になりました。

遺跡施設見学。田手川にかかる「天の浮橋」を渡って、1番から13番まで歴史を体感することが出来ますが、時間の関係で各自自由行動で、三、三、五、五、 見学に行きました。

南内郭の展示室等、弥生時代の文化、生活や匂いを味わう事が出来ました。13時30分、勾玉作りに7番の倉と市に集合し、倉と市の勾玉作りの指導員に アドバイスを受け、見本を参考にしながら挑戦をしました。約1時間位かけて、やっと勾玉らしくなりました。周囲には家族連れの子供達が沢山作っていました。 一寸、別の話ですが、バスの中で橋本様の呼び掛けで、面接授業で「初歩のフランス語」放送大学教授、工藤庸子著の本を読んでみないかと呼び掛けがありました ので、大人のための「学問のススメ」の本を読ませて頂きました。参考になることがありました。皆様は御存知でしょうが、「コピペ」と云う言葉は 私は知りませんでした。コピー・アンド・ペーストの略です。インターネットの検索、エンジンで見つけた文章をコピーして貼り付け、レポートや論文を作る 学生がいるそうですが、(あくまでもメディアとしてのITということなのでしょうね)盗作することは問題なのです。言葉はカラダで学ぶもの。 この教訓は真実味をましている。今こそ貴重なメッセージといえるのではないでしょうか。工藤庸子先生のおっしゃる通りだと思います。

研修旅行実施にあたり、裏方でお世話下さる学校側の事務局の方々のお陰で私たちが楽しく研修旅行が出来るのであります。大変ありがとうございました。

これからも色々な面でお世話になる一方でしょうが、私達も勉学に励み、徳行を積み、少しでも社会のお役に立てる人間になれます様、努力して参りたいと思います。

時間が来ましたので、一路帰路、高速道路東背振IC~埴生IC行き帰りのバスで懇親気分を盛り上げて下さったバスガイドのO・CさんからT・Cさんになられたとのこと、 ご結婚おめでとうございます。帰りにはゲームや色んな話術で退屈することなく、小野田駅に、市内硫酸町で高いバス席から見た赤く染まった鰯雲が綺麗で忘れられない想い出になりました。

人生は出会いから始まります。最後に佐賀県の方言を!!
◎いちばん~スッパイ  ◎いるの?~ほんなごで     ◎歩き回る~ワイタ~ 
◎きれい好き~ととしか ◎あわて者~ひっくんがやす  ◎一緒になって~きゃ~もん
研修旅行、本当にありがとうございました