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次のそれぞれの正誤を判定しなさい。
問題1−1
関数
について,
である.
解答 誤
コメント
問題1−2
関数
と関数
は同じ関数である.
解答 正
コメント これらはともに、数を2乗して1を加えるという関数であり、用いる変数記号が異なるだけで関数としては同じものである。
問題1−3
関数
の値域は
である.
解答 誤
コメント
は値域に入らない。値域は
である。
問題1−4
関数
の値域は
である.
解答 誤
コメント
のとき、
のとき、
だから、値域は
である。
問題1−5
関数
と関数
は同じ関数である.
解答 誤
コメント
のとき、
だが、
のとき、
は定義されていない。
一方、
はすべての実数
で定義されている。定義域が違うのでこの2つは異なる関数である。
問題1−6
関数
は1対1であり,逆関数が存在する.
解答 誤
コメント
のとき、
となるのは、
と
の2つであるので、1対1でない。したがって、逆関数は存在しない。
問題1−7
関数
の逆関数は
である.
解答 正
問題1−8
関数
の逆関数は
である.
解答 正
コメント
を
について解けば、
であるが、
だから、逆関数は
。変数をとり替えると、
である.
問題1−9
関数
の逆関数は
である.
解答 正
コメント
を
について解くと、
となるが、変数をとり替えると、
となる。
問題1−10
関数
が1対1であるための必要十分条件は
ならば
が成り立つことである.
解答 誤
コメント 関数
が1対1であるとは、
ならば
が成り立つことである。
問題1−11
関数
は狭義単調減少関数である.
解答 正
コメント
とすれば、
ゆえに、
となり、狭義単調減少関数である。
問題1−12
関数
の逆関数は
である.
解答 正
コメント
を
について解けば、
を得る。変数をとり替えて、
と表しても良い。
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