公開授業「歴史の宝庫「周防国衙-防府」」の内容
平成22年11月6日(土)・7日(日) |
場 所:防府天満宮参集殿、防府毛利邸 |
講 師:吉瀬勝康 (防府市教育委員会文化財課・課長)
脇正典 (松崎幼稚園・理事長/校長)
鈴木宏明 (防府天満宮・宮司)
柴原直樹 (毛利博物館・館長代理)
小山良昌 (毛利博物館・館長) |
1日目は防府の歴史・文化のうち、ひとがこの地に生活を始めた数千年前から、古代律令国家の成立の中で周防国の中心としてとして発展した奈良時代までを、遺跡や考古資料をもとに探っていきます。(吉瀬、脇、鈴木)
2日目は戦国・徳川時代、明治維新の毛利氏・毛利藩が関わった歴史を経て維新後の明治・大正の華族としての毛利家など「周防の国」防府の歴史・文化を現場も見て感じ学びます(柴原、小山) |
〜受講者の感想から〜
中国地方、特に山口地域は、中世、古代がごく自然に脈々と生き続けていると云う現実とその背景がおぼろげながらわかったように思います。古い時代から特に朝廷(天皇家)、更にはその時代の天皇家と最も近い関係、深い地域、朝鮮とも関係の深い地域であると感じました。
国分寺で仏像がとても近くで見られラッキーでした。どこに行っても遠くからながめるか、網越しの暗い場所で見ることが多いので良い時に行ったと思います。
天満宮の歴史、国分寺の歴史がよくわかりよかった。戦国大名と毛利氏の特質はとても興味深くよかった。現地の見学がとてもたのしかった。
防府の歴史と文化について授業会場が直接歴史を実感出来る現地であることと、直接在籍され、御勤務されていらっしゃるので、濃厚な授業であり、内容が記憶に残ると思います。
地元ならではの視点、資料に基づく説明などの講義をして下さり、従来、教材等による知識と異なる考え方、詳細な過程の末の結果、その時代の現実など詳しい講義であり、成程と理解できました。現地で具体的環境の中で、現地の専門家の講義は実際的で納得して受講しました。防府に関する事柄を目一杯企画されたことに感謝します。
遠祖〜皇族御子阿保親王。王親町天皇の即位式料の献納 菊桐紋拝領(毛利元就)。 江戸期・毛利家のみ入京許可“勤王毛利家”。明治2年:明治天皇宸筆 敬親、朕を扶助せよ。明治17年 公爵に就任。公爵は3家(徳川、島津、毛利)色々エピソード多数にあり、名講義であった。
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