面接授業「Excelで学ぶ意思決定理論」
授業内容
意思決定の理論は多岐に渡りますが、その中で、経済学や心理学でも研究対象となっている統計的意思決定理論と、広い分野で実際の意思決定に利用されている階層分析法を取り上げ、具体的な問題を数理モデルとして定式化し、表計算ソフトウエアExcelで最適解の計算を行う方法について解説します。また、発展的な課題や関連する分野の研究についても紹介します。授業テーマ
第1回 | 期待効用最大化原理の基礎(1): 決定木、期待値、効用、期待効用 |
第2回 | 期待効用最大化原理の基礎(2): 多段階決定 |
第3回 | 期待効用最大化原理の発展的話題と演習: 効用測定、主観確率測定 |
第4回 | 諸々の話題(1) |
第5回 | 階層分析法 (AHP)の基礎(1):一対比較法、重要度計算 |
第6回 | 階層分析法 (AHP)の基礎(2):総合評価と一貫性の検証 |
第7回 | 階層分析法 (AHP)の発展的話題と演習 |
第8回 | 諸々の話題(2) |
学生へのメッセージ
意思決定の理論は、具体的な問題を定式化して、最適解を計算することにより理解が深まります。面倒な計算はコンピュータに任せて、問題解決の面白さを体感して下さい。前提となる知識
Excelで四則演算や合計,平均の計算ができるようにして授業に臨んで下さい・受講者が当日用意するもの
コンピュータによる演習を行いますので、ログインIDとパスワードを確認しておいて下さい。演習での作成物を持ちかえりたい場合はUSBメモリを持参して下さい。教科書
授業当日にプリントを配付します。参考書
・問題解決の数理(大西 仁/放送大学教育振興会/¥2,730/ISBN=9784595314346)※持参しなくても支障ありません。
その他(特記事項)
この科目は旧専攻「専門科目:産業と技術」に該当します。予習用教材